実は観てます - ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

ネタバレします。ご注意ください。

色々、酷評が噂の映画ですが、最初に一言言っておくと、大勢に乗ってやたらと大声になるのはあまり感心しない。
何も考えずに、言葉を組み立てられるせいもあって、あまり大した感想を言っている訳でもないのに、妙に自信ありげなのは何か痛々しい。それら感想の中には映画の描写でデマを飛ばしているものもあるから。なんか、観ない人が多くなりそうだからって、迂闊なんじゃない?

さて。あんまりネタバレ的な事は言わない*1が、映画的なギミックの事はさておき、何か描写が薄いというか、色々思い入れが無いというか、コンテンツを大切にしていないなあ、という感想です。

小説版の名前の件も、ゲームを動かすプレイヤーの物語として映画を描こうとした、という件も、何か軽薄と言うか、伝えたい感情や、想い出や、想いが伝わってこない。なんか、ほんのちょっとの思いつきを、さして掘り下げもせずに軽く描いてしまった感があって、あまり良い感想を持てなかった。

大筋を同じように描く形でも、もう少し描きようはあったんじゃない、と思います。
それが今の素直な感想。

それこそ、ウィルスがプレイヤーを軽く語っちゃうのが、なにそれ、何かこっちの事を何も知らずに語っちゃって変だねえ、という感じ。

世の中の子供の事をさして観察的でもない、あまり良くない親が、子供を安易に語ってしまう感じの、軽率な軽口感があった。

なんだそれ? 今時は、出来の悪い教師でさえ、もうちょっとまともな事言うよ。

*1:でも、注意書きの通り、ネタバレはします。