COVID-19 に対する近況(2021.06)と、心理的考察の雑感

私は東京駅近郊勤務(twitter では若干書いてたりするが)なので、リモート以外で外出するのはそのエリアのみ、なのですが、勤務者や休日出勤時の観光客*1を見る限り、かなり感覚はゆるゆるのようです。
平日に建物の入り口で、携帯電話にてマスク外して話していたりもしますので、本人が感染者なら、通りがかった人は野外でも既に危ないでしょうね。デルタ株あたりだと感染力はかなり強力なので。


皆さんは知らないのかもしれませんが、行動に対して、生命に関する抑止(コントロール)が必要となる疾患患者は、生活習慣病や遺伝子関連疾患、そのほかにもいっぱい居て、日常に緊張感をもって、自らの行動を律しています。
私も、医療関連の仕事をしている経験上、その情報、そういう患者さんが気をつけて日常の行動を律している事を知っています。
そういった人たちにとって、COVID-19 というのは、行動制約の要因の一つではあるが、日常的に発生する行動制約の一つ、として捉えている人が一般的なのではないかと思います。

COVID-19 が無くなっても、発生する前の制約に戻るだけ、という人たちです。


COVID-19 が発生した結果の行動制約に対して、色々不平を言う人たちは多く目撃しますが、それは、所詮、他人から言われて従っているだけで、元ある疾患から日々の行動を制約されている人のように、自らの身体が脅威にさらされるから、ではない、からなのでしょう。
他の理由からの可能性もありますが、自らの身体が脅威にさらされている、とは思わないから、という部分は正しいのでは。

...だから、後遺症で苦しむようになった時に「こんな筈じゃなかった」という感想を漏らす事になる訳です。まさか、後遺症でこんなに苦しむようになるとは思わなかった、と。


冒頭で、東京駅の話を書きましたけど、これ、別にその地域に限った話ではないですね。
観光地や、多くの人が集まりやすい場所だから、という訳でもなく、普段の日常生活でも、普通に密集して会話する人を目撃することが出来ます*2
日常生活の行動への考察が無くなったり、だれたりしているのは日常でも同じです。


今は、そこここで、前より感染拡大へのリスクが上がっているのを感じます。
ここにデルタ株の感染力が重なったら、どのくらいになるかは良く分かりませんが、残念ながら、今のところ感染数を抑制できる状態ではないようですね。

*1:いるのです。今は「まん延防止等重点措置」ですが、普通に観光客はいます。さすがに人数は限定的ですが、次第に増えてきていますね。

*2:人数はさすがに少ないですが。